パソコンの都市伝説-パソコン編


OPCではオフィスワーク系のお仕事も多数紹介させて頂いていますが、そこで必要となるのはビジネス系のITの知識です。
ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスなどの代表的なソフトから、その操作方法、機能知識に至るまで、その範囲は広大です。
今回は、そういったパソコンワールドについての都市伝説の特集を、日経パソコン20142月24日号よりご紹介します。
パソコンの都市伝説
あなたの使い方は間違っている?
「あの公園でデートした2人は別れる」「地下鉄有楽町線は軍用路線である」…。人から人へまことしやかに伝わる“都市伝説”は、昔から尽きない。そして、真偽が定かでないまま流布している知識という意味では、パソコンやネットの世界にも数多くの都市伝説がある。
技術の進化で、常識の真偽が反転することもある。本特集は、そうしたパソコンやネットにまつわる34の知識を取り上げ、真偽を解き明かしていく。
【パソコン編】
ハードやソフトの“常識”を再点検
◆上位ブランドのCPUなら処理性能は高い?
→上位ブランドのCPUが下位ブランドのCPUよりも高速とは限らない
大半のユーザーにとって、CPUのブランドはパソコンの性能を推測する上で重要な指標だ。現在、インテルの主な個人向けCPUには、上位から「Core iシリーズ」「Pentiumシリーズ」「Celeronシリーズ」「Atomシリーズ」の4つのブランドがある。一般に、Core iシリーズは「高価格・高性能」、Pentiumシリーズ以下は「低価格・低性能」のイメージが強い。
 
しかし、ブランドの位置付けが必ずしも性能を表しているとは限らない。右のグラフはデスクトップ向けのPentium G3220と、モバイル向けで標準的なCore i5-4200Uで性能を比較したもの。下位ブランドのPentium G3220が、モバイル向けとはいえ上位ブランドのCore i5を上回った。モバイル向けCPUは省電力性も重視されるので、性能では下位ブランドのデスクトップ向けCPUに及ばないことが多い。CPUの性能が最優先なら、低価格デスクトップを含めて検討した方がよい。
◆USB3.0機器は無線通信に悪影響?
→USB3.0機器の置き場所によっては、無線LANなどあの通信に影響を及ぼす可能性がある
 
米インテルは2012年4月、USB 3.0機器から高レベルのノイズが発生していると発表した。ノイズは、動作中のUSB 3.0機器やケーブル、端子から漏れ、主に2.4GHz帯付近の無線通信に干渉するという。同一周波数帯の無線LANやBluetoothで通信iが不安定になる恐れがある。
   
実際に、IEEE 802.11nで2.4GHz帯対応の無線LAN子機のそぱにUSB 3.0接続のハードディスク(HDD)を設置してデータを書き込んでみたところ、無線LANの受信感度が60dB前後から50dB前後に落ち、HDDを離すと受信感度が上がった。通信速度の低下を確詔できるほどではなかったが、トラブルの可能性は否めない。 USB 3.0機器と無線機器は極力離した方がよい。
◆LANケーブルのカテゴリーは重要?
→高いカテゴリーほどケーブルの信頼性も高まる傾向がある
 
カテゴリーは保証する通信規格を示している。例えば、カテゴリー5なら100BASE-TX、カテゴリー5eなら1000BASE-Tといった具合だ。基本的にLANケーブルの構造は、どのカテゴリーでも下位互換性がある。つまり、使っているLANの通信規格より上位に対応したカテゴリーであれば問題なく使える(一部のクロスケーブルは除く)。カテゴリーは上位ほど品質も高くなる傾向があり、価格差はそれほど大きくはない。上位のカテゴリーをあえて選ぶのもよい。
◆SSDにページファイルはNG?
→最近のモデルであれば書き込み寿命に影響する恐れは小さい
SSDのフラッシュメモリーは寿命があり、書き込むたびに記録素子が劣化する。このため、書き換える頻度が高いヘーシンクファイル(仮想記憶)のようなデータは、HDDに保存するのがよいとされてきた。
 
しかし、米マイクロソフトによれば、ヘーシンクファイルはSSDに置くのが望ましいという。ページングファイルへの書き込みは読み込みより圧倒的に少なく、問題はないとの見解だ。一般的な使い方であれば、ページングングファイルの置き場所に関して、それほど神経質になる必要はないだろう。
◆USBケーブルはどれを使っても同じ?
→極端に安いケーブルだと機器が正しく動作しないことがある
 
格安のUSBケーブルには、ノイズ対策が不十分なものもある。通常はエラーを訂正する仕組みがあるのでノイズが干渉しても通信できるが、転送速度は遅くなる恐れがある。
◆「認証」と「準拠」では互換性に差が出る?
→規格策定団体による動作検証を受けているか否かの違い
 
USB機器の場合、「認定(または認証)」はUSBの規格策定団体であるUSB-IF (USB Implementers Forum)の検証プログラムに合格したことを表す。つまり“お墨付き”だ。認定機器には、USBの専用ロゴを表記することが許される。
 
「準拠」はUSB規格の仕様に従って製造した機器のこと。認証には費用や時間がかかるため、あえて受けないメーカーも多い。互換性に違いがあるわけではない。
◆オプション品は常に“純正”を選ぶべき?
→他社製のオプション品を利用しても、メーカーの保証が受けられるものであれば問題はない
 
パソコンや周辺機器の多くは、販売元や系列企業がオプション製品を用意している。いわゆる“純正品”だ。純正品は、動作が保証され、適切なサポートも受けられるなど安心感が高い。これに対し、周辺機器メーカーやサプライメーカーが販売するオプション製品が“サードパーティ製”である。純正品と同等の性能でも価格が安かったり、多機能だったりする。
 
サードパーティ製を選んでもおおむね問題ないのが、メモリーやドライブ類、メモリーカード、印刷用紙などだ。一般に、これらのサードパーティ製品を隹用しても、本体のメ’-カー保証は受けられる。主要機器との互換性を検証して、動作を保証しているサードパーティ製品も多い。ただ、メモリーやドライブ類に多い安価なバルク品やノーブランド品はこの限りではない。一方、リスクが高いのは、ノートパソコンの互換バッテリーやプリンターの互換インク。これらのサードパーティ製品だと、メーカーのサポートを受けられなくなる。本体の故障につながる可能性も否めない。
◆ACアダプターは常時接続?
→充電レベルが高く維持され続けると、化学反応により劣化が進む
 
バッテリーは繰り返し充電することで、電池内部に不純物質がたまり劣化する。通常、充電を数百回実行するとバッテリー性能は当初の半分程度に落ちるとされる。
 
ただし、バッテリーの繰り返し充電を避けたいからといって、ACアダプターをつないだままにするのは逆効果だ。ACアダプターを常時接続すると、バッテリー容量が満充電(100%)に近い水準で維持されるようになり、やはり劣化が進む。充電レベルが高いと電池の化学反応が促されるからだ。バッテリーの劣化を抑えるには、一度充電したらある程度は消費すること。理想的には80%以下で運用するのが望ましい。
◆バッテリーは使い切るまでは、再充電しない方が良い?
→継ぎ足し充電で性能が落ちるのは、昔のニッケル水素電池。今は違う
かつてのノートパソコンには、二ッケル水素電池が使われていて、バッテリーを使い切らないまま継ぎ足し充電を繰り返すと、バッテリーの総容量が減る「メモリー効果」が発生した。残量があるうちに充電を始めると電圧が本来の値より下がり、充電するたびに完全に使い切ったときの電圧の値に近づいていくのだ。現在主流のリチウムイオン電池では、このようなメモリー効果はほとんど発生しないとされている。
◆ディスプレイは解像度が高いほど使いやすい?
→画面サイズによっては、高解像度の方が使いづらくなることもある
 
最近はノートパソコンの解像度が上がり、フルHD (1920×1080ドット)以上の高解像度も珍しくない。同じ画面サイズで解像度が上がれば、情報量が増え、画面を広く使える。半面、文字やアイコンなどの表示サイズが小さくなり、WQHD(256{lx1440ドット}のような高い解像度をノートパソコンの15型前後のディスプレイで表示させると、ユーザーによっては見づらく感じるだろう。
 
Windowsは表示倍率を変更するスケーリング機能を搭載しており、表示倍率を上げることで文字やアイコンのサイズを大きくできる。ただし、スケーリングに非対応なソフトもあり、表示が崩れることがある。
◆壁紙を白にすると省電力になる?
→大きな効果はなく、逆方式のディスプレイも多い
 
液晶では、表示色と画素にかかる電圧に相関がある。壁紙を白くすることで消費電力が下がるとされるのは「ノーマリーホワイト」というタイプの液晶。電圧なしで光の透過率が最大になる。「TN」と呼ぶ比較的安価な液晶パネルが該当する。とはいえ、実際にこのタイプの液晶を搭載するノートで試したところ、節電効果に有意な差は確認できなかった。一方、ディスプレイの上位製品に多いのが「IPS」方式の液晶パネル。電圧なしで光の透過率が最小になる「ノーマリーブラック」タイプなので、仕組み上は白い壁紙だと逆効果だ。
◆ブルーライトカットは効果がある?
→カットはされる。しかし、健康への効果に関する有力な証拠はない
一部の液晶フィルターなどは、可視光線のうち青色の短波長光をカットする機能がある。液晶画面から発せられるブルーライトは、健康に害があるとする説もあるが、有力な証拠はない。そもそも、太陽光にも同じ成分はある。
◆SSD障害はデータ復元が困難?
→フラッシュメモリーが物理的に壊れてなければ、復元の可能性はある
SSDなどのフラッシュメモリー媒体は物理的な障害が起きると、データ復元は困難になる。原因はさまざまで、一般ユーザーが自力で特定するのは難しい。物理的な障害かどうかはBIOSで確められる場合がある。もし機器を認識していないのであれば、物理障害の可能性が大きい。大事なデータがあるのなら、データ復元の専門業者に依頼するしかない。
 
データを救出できる条件は、物理障害の原因がフラッシュメモリーチップ以外であることだ。例えば、データを管理する制御チップが破損しても、「制御チップの処理をエミュレートする電子回路を組み、データを読み出せる」(データ復元業者のアドバンスデザイン)という。ただ、復元費用は数万円以上。是が非にでも救いたいデータがあるのなら、見積もりを依頼してから検討しよう。
◆HDDから異音がしたら物理故障?
→必ずしも物理的な故障とは限らない。ただし使い続けるのは危険
 
HDDから「カコン」「カッコン」などと異音が聞こえることがある。一般に、物理故障の典型的な症状とされているが、専門業者によれば、HDDがデータを探しているだけなのだという。HDD内部が物理的に損傷した場合は、それとは異なる音になるようだ。ただし、データが消失している可能性は高い。BIOSで認識しないのであれば、自力でのデータ復元は不可能だ。HDDをそのまま使い続けるのもトラブルの元になるので避けよう。
◆無料のLibreOfficeはOfficeの代わりになる?
→文書の再現性を重視するなら、マイクロソフト製を選ぶべき
 
「LibreOffice(リプレオフィス)」は、オープンソースで開発したOffice互換ソフト。「OpenOffice.org」から派生しており、「The Document Foundation」と呼ぶコミュニティが中心となって開発を続けている。
開発元によれば、LibreOfficeはOpen Officeにあった不具合が解消されており、マイクロソフトのOfficeとの互換性も高いとしている。また、安定性を高めるために定期的なアップデートを実施している点も、導入するメリットに挙げている。
 
ただ、Officeとの互換性は完璧ではない。Officeで作成したファイルを開くとグラフの表示やレイアウトが崩れていることがよくある。はがき印刷のような定型フォームの流用は難しい。マクロや関数はOfficeと互換性があるというが、構文などに微妙な違いがある。 Officeで作成したものをそのまま実行するとエラーになる場合もある。サポートはメーリングリストやフォーラムでの情報交換が主で、動作の保証はない。
 
Officeで作成したファイルや機能を使わず、あくまで個人で利用するのであれば、LibreOfficeは選択肢の一つになる。ただ、業務などでOfficeのユーザーとファイルをやり取りするならば、マイクロソフトのOfficeが無難だ。
◆Microsoftアカウントの加入は必須?
→マイクロソフトのWebサービスには必須。Windows8.1では後から設定することも可能Windows 8.1ではMicrosoftアカウントでサインインすると、マイクロソフトが運営する各Webサービスにも自動的にサインインできる。同じMicrosoftアカウントで複数のパソコンにサインインできるのも特徴。お気に入りや閲覧履歴などを、自宅で使うパソコンと職場などで使うパソコンで同期すれば、いつでも同じ環境を利用できる。オンラインストレージをエクスプローラーから直接扱えるのもメリットだ。
 
一方、ローカルアカウントでサインインすると、Webサービスに接続するたびにそれぞれサインインしなくてはならない。ローカルアカウントを後からMicrosoftアカウントに変更することも可能だ。
◆終了方法で起動時間が変わる?
→シャットダウンの方法によって、次回の起動プロセスが異なる
 
Windows 8では、OSの中核部分(カーネル)を休止状態で保存して起働を高速化する「高速スタートアップ」機能を搭載している。この高速スタートアップは、チャームの「電源」でシャットダウンした場合に有効となる。スタートボタンの右クリックメニューから閉じると高速スタートアップは無効になり、通常のシャットダウンに移る。
 
メモリーやHDDを増設・交換する際は休止状態のデータが残っていると不具合が生じる恐れがある。後者の方法でシャットダウンすれば安全に作業できる。
◆Windows XPはサポート終了で使えなくなる?
→継続して使えるが、更新プログラムの適用を受けられなくなる
 
2014年4月にサポートが打ち切られるWindows XP。終了するのは「延長サポート」と呼ばれる、セキュリティ更新プログラムの配信などだ。これ以降にセキュリティの脆弱性が見つかってもマイクロソフトは修正しない。OSの脆弱性を突いた新規の攻撃には対応できなくなるのだ。XP対応の周辺機器やソフトも大幅に減少すると推測される。XPが突然に使えなくなるわけではないが、徐々に利用環境が悪化していくのは確実だ。

 

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