注目されるアフリカ経済


アフリカの経済が、好調です。
2013年の海外直接投資の純流入額は、アンゴラモザンビークタンザニアなどで新たに石油と天然ガスが発見されたことで、過去最高の430億ドルに達しました。
その好調さは天然資源の豊富さに加え、近年では道路網の整備や通信網などのインフラへの投資拡大、それらに伴う国民所得の向上と個人消費の増加が寄与しています。
また3.5兆円とも言われるアフリカ観光産業の伸びも、無視できません。ナミビアのナミブ砂漠、ジンバブエのビクトリアの滝、マダガスカルのバオバオ街道など見所満載で、モーリシャス共和国の美しいビーチには、世界中のセレブが訪れています。
2014年1月には安倍首相がアフリカを訪問し、エチオピアにあるアフリカ連合本部で演説しました。そこで安倍首相は、「民間企業のインフラ投資支援に向けた円借款を、2016年までに20億ドル(2100億円)に倍増する」と表明しました。資源のない日本にとって、資源豊富なアフリカは戦略的に非常に重要であり、精度の高いプラント技術や農業技術を活用できる余地は非常に大きいのです。
同時に安倍首相は、若者の職業教育や女性の地位向上もアピールしました。先行してアフリカに投資している欧米と差別化を図るために、人材育成やノウハウの供給も明言しています。自国の雇用創出や経済基盤の底上げにつながる関係性を築こうというメッセージは、どういう結果に結びつくか注目です。
またアフリカ連合(AU)に対して安倍首相は、紛争・災害への対応支援として約336億円、南スーダン情勢に対応するための資金として約26億円を提供する考えを示しました。
距離的には遠いイメージのあるアフリカですが、その距離は確実に縮まっています。